納豆の食べ過ぎは害?気をつけたい4つの栄養とは?
納豆が大好きで1日に5パックも食べてしまう…
そんなあなたは危険かも?
まあ、私は多くても、1日2パックまでしか食べたことはありませんが、本当に好きな人はすごい量食べるらしいですね。
いくら体に良いからって、それはマズいですよ~…(^_^;)
どんなに健康に良いとされていても、偏ってしまえばバランスは悪くなってしまいます。
特に納豆は、体に悪いとウワサされるようなことがぜんぜん無いので、たくさん食べても大した問題はないと思っている人もいるかもしれません。
しかし、もちろんそんなことはないので、今回は、納豆の食べ過ぎによる害について、お話していこうと思います。
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食べ過ぎるとどんな危険が?
納豆は栄養価が高いので、食べ過ぎると栄養の摂り過ぎになってしまうのが問題です。
主な栄養は、
- セレン
- プリン体
- イソフラボン
- ビタミンK
この4つ。
では、ここからは具体的にどんな危険性があるのかを見ていきましょう。
1.セレン
老化やガンの原因の一つ、活性酸素をやっつけてくれる抗酸化作用や免疫機能を正常に保つなどのはたらきががあるセレンですが、摂り過ぎると、
- 脱毛
- 嘔吐
- 胃腸障害
- 肌荒れ
- 爪の変形
- 神経障害
などの症状が出てくると言われています。
セレンの1日の摂取量上限は年齢によって、多少変わってくるのですが、10歳以上のほとんどの人が大丈夫な範囲は「1日240μg」ぐらいだそうです。
ちなみに、納豆100gで230μg程度。
1パックだと、一般的なものはほぼ50gなので、だいたい115gですね。
なので、1日2パックまでなら特に問題ありません。
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2.プリン体
プリン体は痛風の原因でもある尿酸の素となる物質。
痛風って肉とか魚介類とか贅沢なものをたくさん食べてる人がなると思ってたので、納豆にもプリン体がたくさん入っているというのは、ちょっと驚きでした。
プリン体は、納豆100gで115mg程度。
しかも、この数値、なんと牛肉よりもずっと高い(牛肉は70mg)んです!
痛風の人の摂取制限が1日400mgまでなので、健康な人なら4パックまでならギリ大丈夫でしょう(^_^;)
3.イソフラボン
女性ホルモンと似たようなはたらきをすることから、美容や健康好きの間では有名なイソフラボン。
摂り過ぎるとホルモンバランスが乱れ、本当の女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量がおかしなことになってしまいます。
こうなると、胃の不調や乳ガンのリスクが高まってしまう危険性があります。
イソフラボンに関しては、1パックで必要量が摂れますよ(1日50mg程度)。
4.ビタミンK
最後にビタミンKですが、これは過剰摂取しても、健康な人はそこまで心配する必要はありません。
問題なのは、血栓症などでワーファリンという血が固まらないようにするための薬を服用している人です。
ビタミンKは、このワーファリンの作用を阻害してしまうんですね。
この話については、該当される方は病院で詳しく説明を受けていると思いますので、ここでは簡単な紹介だけにしておきます。
いたって健康体な方は、特に気にしなくて大丈夫、ってことで。
1日に食べていい目安
ここまで、過剰摂取が心配される栄養素を見てきましたが、総合的に判断して、1日何パックまで食べていいのか、結論はこちらになります↓
1日最大2パックまで!(基本的には1パック)
なんだかすごく平凡な感じの答えになりましたが、やっぱりこの辺りがベストかと。
基準にしたのは、セレンとイソフラボンの2つ。
セレンは毒性が強くて、摂り過ぎるとかなりやっかいなことになるので、セレンの上限を1番に気をつけるのがよいでしょう。
あと、イソフラボンは1パックでも十分量が摂れるので、基本的には1パックで我慢しましょう。
それで、どうしてももっと食べたい時はあと1パック、という感じにしてみてください。
(納豆好きにはかなりツラいかもしれませんが…)
まとめ
今回は、納豆の食べ過ぎによる害はあるのか?というテーマで見てきましたが、いかがでしたでしょうか?
栄養面から見ると、1日に複数パック食べるのは許容範囲をオーバーしてしまっているので、今までたくさん食べていた方は、コレを機に見なおした方がいいかも。
体のためと思って食べていたことが逆効果になってしまわないように、これからは適切な量を守るというのを意識して食べてみてくださいね。
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