豆乳の飲み過ぎは発がん性の恐れも?危険なラインはどこ?
「えっ!?豆乳を飲み過ぎたらガンになる危険があるの!?」
美容と健康のためによく豆乳を飲んでいる私は、こんなウワサがあると知り、ちょっと怖くなってしまいました。
だって、体に良いイメージしかなかったし…
私と同じく、豆乳を日常的に飲んでいる人にとっては、この話はとても気になると思います。
そこで、この真相を確かめるために、詳しく調査してみました。
というワケで、今回は、豆乳の飲み過ぎで発がん性の危険はあるのか?というテーマで話してみたいと思います。
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ガンになると言われるようになった理由とは?
そもそも、豆乳の発がん性が不安視されるようになったのは、女性ホルモンの一種であるエストロゲンと大豆イソフラボンのはたらきが似ていることから、摂取し過ぎで乳がんになる可能性があると考えられるようになりました。
乳がんは、女性ホルモンが過剰に分泌されることが原因の一つと考えられているため、それでイソフラボンが豊富な豆乳を飲み過ぎたらガンになる危険性がある、と言われるようになったんですね。
ですが、実際にイソフラボンの摂り過ぎで、乳がんになったという事例は今のところ一切無いので、毎日よほどの量の豆乳をがぶ飲みしたり、大豆製品を食べまくったりしてない限りは、まったく気にする必要はありません。
むしろ、適量であれば、イソフラボンは女性ホルモンのバランスを整えてくれるので、乳がんになるリスクを下げてくれるとも言われています。
(日本豆乳協会のHPでもガン予防になりますとの記載があります)
発がん性は本当にあるの?
前の章で、ほぼ答えを言ってるようなもんですが(苦笑)、ズバッと言ってしまうと、発がん性は気にしなくて大丈夫です。
実は、こうした発がん性の危険がありますよ、と言われているのは、あくまで大豆に含まれているイソフラボンを抽出したサプリメントに限っての話だということです。
詳しいことを知りたい人は、食品安全委員会の大豆イソフラボンを含む特定保健用食品の安全性評価の基本的な考え方を読んでみてください。
(分量が多いし、ややこしいので、別に読まなくてもいいと思いますが…苦笑。お好きな人はどうぞ。)
しかも、この話自体もあくまで可能性の段階であって、本当にガンになりやすくなるかどうかはハッキリとしていません。
つまり、食事レベルで大豆製品を摂っている程度であれば、特に怯える必要なんてさらさら無いということです。
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それでもやっぱり飲み過ぎは危険
ここまでの話を聞いて、
「別に発がん性は気にしなくていいんだ!じゃあこれからもたくさん豆乳飲もっ♪」
と油断してはいけませんからね(^_^;)
ちょっと怖い事例があったので、釘を差しておくためにも、紹介しておきましょう。
豆乳を水代わりのように、毎日ガバガバ飲んでいた男子大学生が乳がんになってしまったというケースがあります。
これもあくまで可能性の話ですが、男性が乳がんになるのって、すごく珍しいですよね。
それで、特徴的だった豆乳の過剰摂取が原因だと言うのは、けっこう信ぴょう性があるかなと思います。
こちらの彼は治療をして、無事だったそうですが、これが事実だとしたら、やはり飲み過ぎは考えものですね。
こんな事例もあるので、あなたもくれぐれも摂り過ぎにはご注意を。
どれだけ飲んだら危険?
では、肝心の危険な量とは、どれぐらいなんでしょう?
イソフラボンの1日の摂取量の目安は
75mg/日
と言われています。
豆乳200mlの場合、だいたい40~60mgのイソフラボンが含まれています。
(無調整で60mg、調整だと40mgぐらいとお考えください)
なので、目安としては、1日コップ1~2杯が安全ラインと言えるでしょう。
それ以上になると摂り過ぎです。
ただ、コレに加えて、他の大豆製品もよく食べるという人は、さらに量を減らした方が良いかと。
確認できるように、主な大豆製品のイソフラボン量も紹介しておきますね↓
- 納豆1パック(45g) ⇒ 36mg
- 豆腐1丁(300g) ⇒ 40mg
※絹、木綿どちらもだいたい同じ - 油揚げ1枚(30g) ⇒ 12mg
- きな粉大さじ1杯(6g) ⇒ 10mg
他の食品について知りたい方は、フジッコのイソフラボンのチカラ~イソフラボンの上手な摂り方Q&A~をご覧ください。
まとめ
豆乳を少し多めに飲むくらいなら、発がん性については、別に心配する必要はぜんぜん無いことが証明されたので、とりあえず一安心。
しかし、やっぱり飲み過ぎるのは体に良くないので、必ず、常識的な範囲を守って飲むようにしてくださいね。
いくら大好きだからといって、くれぐれも1日に1Lとか飲んじゃダメですよ~(苦笑)
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