どんど焼きの意味!子どもにもわかりやすくまとめてみた!
ねぇ、どうしてどんど焼きするの?
子供にこう聞かれたら、ちゃんと説明できますか?
Photo by (c)Tomo.Yun
http://www.yunphoto.net
新聞を読んでいたら、小学生の子たちがどんど焼きに参加している記事がありました。
私も小さいころは、古いお守りを焼いてもらうからとよく連れて行かれたな~、と懐かしんでみたり。
でも、なんでわざわざ焼くんだろう…?
と子供の時は、ずっと思っていたんですよね。
(最近は、全然行かなくなったので忘れてたけど…苦笑)
せっかくなので、この機会にどんど焼きの意味について、詳しく調べてみました。
こどもにもわかりやすいような言葉でまとめてみたので、ぜひ最後までご覧ください。
これで、毎年お子さんといっしょにどんど焼きに行くお母さんも安心ですよ(笑)
スポンサーリンク
どんな意味があるの?
どんど焼きをなぜするのかというと、
- 自分や家族が幸せに過ごせるように
- 農作物がたくさん採れるように
- 商売が繁盛しますように
- 病気にならずに健康でいられるように
このような願いを込めて、行われているんですね。
燃やすものは、正月飾り(松飾りやしめ縄)やお守り、書き初めなどです。
正月飾りを燃やすことで、お家に来てくれた歳神様(としがみさま)が、煙に乗って天に帰れますように、との意味があります。
歳神様というのは、かんたんに言うと、福を呼んでくれる神様です。
そして、ちょっと意外なのが、書き初めですが、これは、習字がうまくなるから、なんだそうです。
煙が高く登れば登るほど、上手になれるんだとか。
小学校とかはよく習字がありますからね~。
習字が苦手な子にとっては、けっこう切実な願いかも…(^_^;)
他にも、お団子や餅を焼いて、食べるところも多いですね。
これを食べると、1年健康でいられる、虫歯にならない、などのご利益があると言われています。
スポンサーリンク
始まりは貴族の遊びから
次は、由来についてお話しを。
どんど焼きの始まりは、小正月(1月15日)に行われていた毬杖(ぎっちょう)と呼ばれる平安時代の貴族の遊びが元だとされています。
毬杖とは、木でできた杖で毬を相手のゴールへ入れるというホッケー的な遊びです。
とは言っても貴族がやるものなので、激しくはなく、優雅な感じだと思いますが…
毬杖に使う杖を三本揃えて、その上で短冊や扇子などを焼き、陰陽師がその年の運勢を占っていたんですね。
この行事が「三毬杖(さぎちょう)」と呼ばれていたのです。
それが、後に庶民にも伝わり、現在のどんど焼きが誕生しました。
今でも、どんど焼きのことを「さぎちょう」と言う地方もありますしね。
漢字で書くと、「三毬杖」と「左義長」の二通りあります。
でも、なぜ左義長になったのかは、よくわかっていないそうです。
確かに、「左の義長ってなんだよ?」って思いますね…(^_^;)
そして、どんど焼きと呼ばれる理由は、
- 尊いものを焼く(どんどは尊いの意味)から
- どんどん燃える様子から
この2種類の説が考えられています。
どんどん燃えるというのは、この動画を見ると納得です。
子供に話すときは?
この記事を読んでいる、大人のあなたは十分理解できたはずですが、子供に話すには、もう少しやさしく噛み砕いて話したいですよね。
そこで、実際の会話形式風に、実例をご紹介しましょう。
実例
子供 :なんでどんど焼きするの~?
あなた:家族が健康にいられるようにお願いするためだよ。
それと、お正月にお家に来てくれた神さまがちゃんと天国へ戻れるように、煙でお見送りしてあげるんだ。
子供 :何でも焼いていいの?
(ナイショにしてる赤点のテストが浮かぶ)
あなた:焼いていいのは、お守りやお正月飾り、あとは、書き初めなんかだね。
書き初めを燃やすと、字が上手になれるんだよ。
他には、お団子やお餅なんかも焼くかな。
これを食べれば、病気にならなくなるよ(^^)
他のものは焼いちゃダメだよ。
子供 :へぇ~、そうなんだ…(ちょっとガッカリ)
こんな感じでしょうか。ちょっと子供が悪ガキですが…(苦笑)
子供に教えてあげる時は、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
いかがでしたか?
どんど焼きは、日本の伝統的な行事なので、子供たちにもしっかりと理解してもらいたいですね。
とか言いつつ、私はようやく学んだのですが…(^_^;)
あと、調べていて知ったんですが、どんど焼きの呼び方って、かなりたくさんあるんですね。
- 左義長
- 三九郎
- さいとやき
- ほっけんぎょう
- とんど焼き
などなど、全部で20種類以上。
なんで、こんなに増えちゃったんでしょうか…
中でも、気にいったのが「ワーホイ」!
なんかすごく楽しそう(笑)
ちょっと余談が長くなってしまいましたが、これでお開きにしたいと思います。
でも、これだけ呼び方があると、これも話のネタにできますね~。
スポンサーリンク
この記事が役に立つと思ったらシェアしよう!!