シュトーレンが日持ちする理由!実際にはどのくらい持つの?
お友達がクリスマスにシュトーレンを食べているという話を聞きました。
そこで聞いた衝撃の一言…
「シュトーレンって、すごい長持ちするんだよ!
だから2週間ぐらい毎日食べてた~(笑)」
えっ?それ食べて大丈夫なん(^_^;)!?
「なんでそんな長持ちするの!?
ねぇどうしてどうして?」
とめちゃくちゃ気になったんですが、友人は「さあ…、なんでだろうね~(´∇`)」とまったく知らないご様子…
「いつも食べてるんだから、それぐらい知っとけよ!」
とか思いましたが、怒ってもしょうがないので、自分で調べてみました(笑)
すると、そこには、特別な理由があったんですね!
今回は、シュトーレンが日持ちする理由について、詳しくお話していきます。
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日持ちする4つの理由
大きく関係しているのはこの4つ。
- 水分量
- ドライフルーツ
- バター
- 砂糖
ここからは、1つずつ解説していきますよ!
水分量
まず一つ目は、水分量が非常に少ないということです。
水分はカビの増殖や食べ物が腐ってしまう原因にもなります。
つまり、水分が少ない分、それだけ長持ちするということですね。
ドライフルーツ
シュトーレンには、ラム酒で浸けたレーズンやナッツなどのドライフルーツが入っています。
ドライフルーツも水分をとばしているので、それ自体も保存性がかなり高いです。
さらにポイントとなるのが、殺菌作用のあるアルコールを使っているので、雑菌の繁殖を抑えることができます。
この一手間がより長持ちにさせているんですね!
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バター
シュトーレンは、溶かしバターを何度も塗るという工程があります。
動画を見た方がわかりやすいと思うので、こちらを見てください。
(バターを塗るところは5分過ぎくらいから)
こんな感じでバターをたっぷりと塗ります。
具体的には、小麦粉を100とすると、30~50%の量のバターを使います。
これはドイツの法律で決まっているそうです。
お菓子に法律とかあるのがすごい…
ちなみに、本場のドイツなどでは、大量の溶かしバターの中に、ドバっと漬け込むところもあるそうです。
かなりワイルドですね…(^_^;)
バターが保護膜みたいになって、パンの酸化を防いでくれます。
ただし、バター自体が酸化しやすいという欠点が…
これじゃあ、表面が腐ってしまうので、それをカバーするのが4つ目の砂糖なんです!
砂糖
砂糖はバターの酸化や水分を抑える役割があります。
ドライフルーツも砂糖漬けのものとかありますよね。
あれと同じようなことです。
こうして、完璧なコーティングをすることで、外からの酸化を防ぐだけでなく、中のドライフルーツなどの旨味も凝縮されて、どんどん美味しくなっていきますよ(^^)
これで、理由はわかったと思いますが、実際にはどのくらいまで、食べることができるんでしょうか?
ものによって、けっこう変わりますが、大まかな期間と、より長持ちさせるための秘訣を合わせて紹介したいと思います。
どのくらい持つのか?
市販されているものだと、だいたい4週間ぐらいは持つものが多いようです。
約1ヶ月も持つなんて、食べたことない私からするとかなり衝撃なんですが…(゚д゚)!
自分で手作りする場合は、健康のために、砂糖やバターの量を減らしたりすることもあるかと思うので、その場合は、もっと短めになります。
本場のドイツのだと、3ヶ月くらい持ったりするのもあるそう。
「1年前の食べたけど、全然問題なかったよ~(´∇`)♪」
という、かなり怪しい意見もありました(笑)
さすがに、ここまで持つのは無いと思いますが…
そして、食べれるかどうかの判断基準は、
砂糖がしっとりしていないか
に注目するといいですよ!
しっとりしていたら、けっこう危ない状態です…
早めに食べちゃいましょう。
長持ちさせるコツ
ラップで包んで、冷暗所で保存が基本です。
特に切り口の部分は、外気から無防備状態なので、ラップなどでしっかり守ってください。
これで急激な劣化を抑えることができますよ!
まとめ
いかがでしたか?
シュトーレンが日持ちするのは製造工程の中で、水分量を減らしたり、酸化を抑える工夫があるからなんですね。
良かったら、クリスマスの小話にでも使ってみてください(´∇`)ノ
私も、今年は食べてみようかなと思います。
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