熱中症の症状!寒気が出た時の対処法はどうすればいいの?
熱中症なのに、寒気が出る!?
いやいや、そんなわけないでしょ~(‘∀`)
友達の知り合いが、熱中症になった時に、寒気を感じたという話を聞きました。
まだ一度も熱中症になったことのない私にとっては、とても信じられないお話です…
だって、あの症状って、暑いからなるんでしょ?
なのに、なんで寒くなるの!?
と不思議でしょうがありませんでした。
この話が本当なのかどうか調べてみると、実際に寒気がすることもあるんですね。
そこで、気になったのが、もしなった時の対処法です!
- 熱中症なんだから冷やせばいいの?
- いや、寒いって言ってるから、温めた方がいいんじゃ…?
と混乱してしまいました。
熱中症の正しい対処法はいったいどっちなのか?
詳しく調査してみたので、ぜひ参考にしてみてください。
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どうして寒くなるのか?
まずは、寒く感じる原因について、理解しておきましょう。
その理由とは、
体温調節ができなくなるから
です。
熱中症になると、脱水症状が起こり、汗をうまくかけなくなるので、熱を体の外へ逃すことができません。
すると、体に熱がこもりますよね?
溜まった熱は、体温を調節している脳の視床下部にも影響していきます。
こうなると、うまく体温調節がだけでなく、体感温度のバランスも崩れてしまい、暑いのに寒い、という異常な事態になってしまうのです。
原因については、これでわかっていただけたと思うので、次は、対処法をしっかり確認していきましょう!
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第一に考えること
もし、熱中症になって、寒さを感じたなら、すぐに病院に行くべきです。
とにもかくにも、まずはお医者さんに診てもらうことを最優先に考えましょう!
先ほどの原因でも言ったとおり、脳がやられているのですから、かなり危険な状態だというのは、すぐにわかるはずです。
ひどい場合は、脳出血や意識障害なども引き起こす危険性もあるそうなので、命にも関わります。
ただ、これって、自分ならすぐに判断できるけど、他の人の場合、どう判断すればいいかわかりませんよね?
患者が会話できれば、すぐわかりますが、ぐったりして話せる状態なんてこともありますし…
そんな時は、肌を触ってみてください。
冷たくなっていたら危険です。
もし、身近な人が熱中症になったら、この方法で確認してみてくださいね。
私たちにできる3つの対処法
ここからは、病院に行くまでに、私たちにもできる応急処置を紹介していきます。
実際に動画で見るのが、いちばん理解しやすいと思うので、まずはこちらをご覧ください。
この動画では、熱中症の基本的な対策を解説していますが、寒気があってもなくても、やることは同じで大丈夫です。
動画だけで十分理解できると思いますが、念のため、要点をおさらいしておきましょう。
1.涼しい場所で安静に
まずは、日陰や冷房の効いた場所など、涼しいところに連れて行き、寝かせます。
この時、衣服をゆるめて、熱を外に逃すことも忘れずに。
そして、足の位置も高くしましょう。
この理由は、足に溜まる血液を脳に流すためです。
体に熱が溜まると、臓器を熱から逃すために、血液を手足などの末端に流そうとするはたらきがあるんですね。
すると、脳に血が回らなくなってしまうので、それを避けるために、足を高くして、重力によって、血液を脳にまで循環するようにするんです。
こうした理由まで覚えておくと、実際に対処するときも、忘れにくくなるので、ぜひ覚えてくださいね。
2.水分補給
熱中症の人は、脱水症状になっていることが考えられるので、水分補給はとても重要です。
注意点としては、
- スポーツドリンクなど電解質を含むもの(できれば経口補水液)
- 少しずつ飲ませる
この2点です。
脱水症状は、水分だけでなく、電解質(ナトリウムなどのミネラルのこと)も失われているので、ただ水を飲ませればいいというわけじゃないんですね。
それで、電解質も入っているスポーツドリンクなどがいいんですが、糖分がかなり多く、塩分も少なめなので、できれば経口補水液がベストです。
経口補水液というのは、水に食塩とブドウ糖を混ぜた液体のことです。
作り方は、
- 水1リットル
- 砂糖40g(大さじ4と1/2)
- 塩3g(小さじ1/2)
これらをかき混ぜて、透明になれば完成です。
市販もされているのですが、けっこう高いので、自分で作ったほうがいいかなと思います。
3.体を冷やす
濡らしたタオルや、霧吹きなどで冷やすことも効果的です。
ただ、氷などで急激に冷やすのは、血の流れが悪くなってしまうので、止めたほうがいいようです。
私は、とにかく冷やした方がいいと思ってたので、これはちょっと意外でした。
知らなかったら、氷なんてふつうに使っていそうなので、これは知れて良かったですね。
あと、冷やす箇所は、首周りです。
ちなみに、視床下部もこの辺にあります。
他にも、鎖骨周りや足の付け根も良いそうですよ。
まとめ
今回は、熱中症の対処法について紹介してみましたが、いかがでしたか?
寒気がする場合は、即病院に行くのが基本で、それまでは、症状を抑えるために、以下の対策をしましょう。
- 涼しい場所で休む
- 電解質が含まれる飲み物を少しずつ飲む
- 首周りを濡らしたタオルや霧吹きで冷やす
寒気などがせず、症状も軽い場合は、この処置をして様子を見て、病院に行くかどうか判断してくださいね。
いざという時、これができるとかなり役立つので、この機会にぜひ覚えておきましょう!
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